ADHDって何?

ADHDって何?と言う事で、ADHDの基本とも言える知識です。


◆ 聞いた事ありますか?


Attention Deficit Hyperactivity Disorder「注意欠陥多動性障害


私がそのADHDと言う「文字」を初めて見たのは、およそ2年半ほど前。
毎日息子と一緒に過ごしている中で、息子の行動がこれ普通なの?と疑問を持った時でした。
ADHDは、簡単に言うと、「自分の感情や行動を自分でコントロールしにくい障碍」です。


ただ、ADHDだから何も出来ないと言う事はありません。
下記に書きましたいくつかの特徴も、場合によっては出来ると言う事が多々あります。


集中力がない、集中力が持続しないと書いてますが、これも、自分の興味の引く、好きな事だったら、恐ろしいほどの集中力や集中力の持続を見せてくれます。


また、じっと座ってられない時間も、自分の好きな事をしている時間などはいつまでも座ってられる事もあるんですよね。


一般的に、ADHDの人は、周りの空気を読む事が出来にくいとも言います。
相手の立場に立って考える事も難しい。


思いついたらすぐに言葉が口から出てしまっている。
その言葉に対して、聞いた人がどうなるだろう、そして、どう思うだろうと言う事は先に考える事はありません。
そのせいで、知らず知らずのうちに、誰かを傷つけてしまう事も多々あるのかも知れません。



◆ いつから言われ始めた障害なのでしょう



まず、多動のない障碍と知られている「ADD」が障碍として定義付けられたのは、1980年。
ADHDは7年遅れて1987年。


それでも1994年にはADDとADHDが一元化され、多動のないADHDは「注意欠陥/多動性障害・不注意優勢型」として位置付けられています。


よって、ADHDが定義付けられたのは、今から約18年前と言う事になります。
まだまだある意味新しい障碍。


これからますます多くなると言われているADHD人口。
ADHDを持つ人達が少しでも生きやすい世界を作る為にも、周りに理解を促して行かなければならないと思っています。



◆ その原因は?



前頭葉機能不全や神経伝達物質ドーパミンセロトニン等のカテコールアミン)の代謝の問題、また、その他RASや青斑核や尾状核扁桃体などの領域の機能不全など、生物学的な問題が原因とされています。


また、ほとんどが遺伝的・先天的な障害であり、血縁者に共通してみられることも多い事からも、一卵性双生児ではきわめて高い頻度で一致するそうです。


症状は覚醒水準が低いために発生すると考えられています。
脳炎や頭部外傷などの後天的な要因が原因と考えられる症例も存在しています。



◆ ADHDの特徴を大まかに言うと



ADHDの特徴には、大きく分けて、以下の3つが挙げられています。

 注意障害

次々に遊びが変わる、話しを聞いているのが難しい、 一寸した事で注意がそれるなど

 衝動性

すぐにかっとなってしまう、乱暴する、パニックなど)

 多動性

落ち着きがない、じっと座ってられない、走り回るなど


ただ、障碍と言うのは難しいもので、同じADHDと言う障碍においても、どの部分が強く出るのかと言う事で、症状がかなり違ってます。
このサイトでは、現在4歳の息子(2001年生まれ)と、その母親である管理人の場合との2種類のケースをご紹介していきます。
親子でADHDとは、まぁこれまたすごいものですが、その症状も若干違っていたりするので、比べてみると面白いものです。


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