支援のポイント(アスペルガー)


アスペルガー症候群と言う特徴を持つ子供達も、人が大好きです。
お友達大好きです。


「みんなに好かれたい。みんなと友達になりたい」という思いはアスペルガー症候群の子供達も皆同じ。


ただ対人関係がうまくとれないのです。


一見、自閉症のようには見えないため、「マイペース、思いやりに欠ける」など、周囲から誤解されることも多いのも事実です。


「もっと頑張りなさい。頑張ったらできるのに」という励ましは時に逆効果の場合もあります。
「頑張ってもできないのは自分の頑張りが足りないから…」失敗したり傷ついたり…自信をなくしている子はたくさんいます。


こういった失敗体験は「どうせ自分はダメなんだ」というマイナス面を与えることになり、学齢期には不登校、自信喪失などの二次的な障害を招きかねません。


できないことを指摘するのではなく、できることを伸ばしていく。
小さなことでもできたら誉める事により、自信を与え成功体験を増やしていくこと。
これがとても大事になって来ます。


親切心からの声かけが逆に不安や余計な混乱を招く場合もあります。


あらかじめ見通しを持たせるために、言葉だけでなく紙に簡単な言葉や絵で書いて説明する必要があります。
これらの方法は一人一人のタイプによって違ってきます。


例えば、「予定は未定で変更があるかもしれない」ということをスケジュールボードで何度も確認しながら教えていくことや、簡単な会話のルールを紙に書いて教えることで、随分対人関係がスムーズになる子もいます。


これを家庭だけに留まらず、学校でもお勉強の一環として取り入れてもらえたら。。。


学校は、教科書の中身を勉強するだけのものではないはず。
もっと、こう言う子供達が過ごしやすい世の中になると思います。