DHA

Maman2005-10-19

サプリメントシリーズ、「DHA」。


DHA


DHA(Docosahexanoic Acid):ドコサヘキサエン酸は魚油に多く含まれるオメガ3不飽和脂肪酸のひとつです。DHAは体内で作ることができず、食べ物から取らなければならない必須脂肪酸です。

イギリスのM.クロフォード博士が「原動力」という本で、日本人の子供の知能指数が欧米の子供と比較して高い原因は、魚を食べる量が多いからだ、と研究発表しています。 また、農林水産省食品総合研究所の鈴木平光博士より「DHAは頭が良くなる」と発表されセンセーションを起こしました。


現在、DHAは世界中の大学や研究所の注目をあび、国連機関であるWHO(世界保健機構)とFAOの共同報告の中でもDHAの重要性が訴えられており、各国の公的な健康保健機関などからは、脂質の摂取バランス改善に関しての警鐘が発せられています。


脂質は大きく分けると以下の3種類に分けられます。


1 飽和・一価不飽和脂肪酸
獣肉脂質

2 オメガ6系脂肪酸
リノール酸・アラキドン酸・γ-リノレン酸など

3 オメガ3脂肪酸
α-リノレン酸EPADHA

※どの脂質も私たちの身体には不可欠で重要な栄養成分です。


オメガ3高度不飽和脂肪酸のうちα−リノレン酸は植物に含まれていますが、これが体内でDHAにまで体内合成されるには多くの酵素の働きが必要となります。EPADHAは魚油に含まれる脂肪酸で陸上の動植物には含まれていません。


EPADHAのひとつ手前の段階の脂肪酸で機能的にはDHAと良く似た特徴を備えていますが、最終産物であるDHAは脳・網膜・心筋・肝臓・母乳などに多く含まれる非常に重要な脂肪酸で、その機能も広範囲にわたり研究発表も後を絶ちません。


単に「頭が良くなる」というだけでなく、脂質栄養バランスの改善とDHAの体内濃度レベルを上昇させる事により多くの病気や障害の解決に役立つ事が判っています。


現在までにDHAによる効果が得られたと論文発表されているものは、知能指数の向上・肥満の抑制・アレルギー性炎症の抑制・コレステロールの低減・虚血心筋保護作用・坑不整脈作用・大腸ガン抑制・急性肝炎・脳血栓の予防・視覚機能の向上・大脳皮質機能の向上・細胞膜流動性の向上・アトピー性皮膚炎・脳血管性痴呆症・アルツハイマーHDLコレステロール(善玉)の増加・腎不全・抗ストレス作用など・・・


これらを背景に更に研究は進められていますが、リノール酸の取り過ぎがこれらの病気や症状を加速させていることを理解しなければなりません。また、喫煙や飲酒がDHA濃度レベルを低下させることも報告されています。


DHAは、「頭が良くなるサプリメント」として、おそらく誰もが知っているものの一つだと思いますが、実はこれはあくまでも噂らしいのですが、「DHAと大量に摂取した多動の子が治った」と言う話を小耳にしました。


へぇ・・・・(笑)
いや、信じてないわけではないです。
ただ、DHAだけで治るってありえるのか?と思ったりもしてますが、とりあえずこれは毎日欠かさずに飲んでいるサプリの一つです。


ただ、やはり飲ませるにあたって、量の調節がとても難しく思ってます。
健康のために飲ませるDHAでしたら、おそらく標準の量を飲ませていればいいとは思うのですが、ADHDなどの脳に良い影響を与えてくれるだろう量を飲ませるとしたら、一体どのくらいになるのか?と言う事です。


DHAは、上にもありましたが、結局は脂肪酸です。
脂肪酸の大量摂取が、果たして子供の体にどのような影響を及ぼすのかと考えるとあまり大量摂取は出来ないなと思ってはいますが、これからも量の調節はこまめにやってみたいと思ってます。



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