リタリンからコンサータへ


Yuuが小学校に入学した年の秋も深まった頃。
突然にリタリンの処方中止が発表されました。
正確に言うと、鬱への処方が適用外になり、それまで暗黙の了解で処方されていたADHDに対しての処方も中止されると言う事でした。


せっかく・・・
せっかくリタリンのおかげで、自己否定のどん底だった頃から這い出して、毎日明るく楽しく笑顔で過ごせるYuuが見れるようになったのに・・・と思うと、居たたまれなくなり、何度もパパと専門医の所に足を運ぶ日々。


年が明けて噂で聞いていた、新しくADHDの治療薬として承認されたコンサータが処方される事になりました。
これは除法剤と言う事もあり、長時間の効果があるとして、2回目の飲みなおしが無くなった分、Yuuにとっては気が楽になっては来ましたが、効果の程は、リタリンに比べると若干弱いものでありました。


が本人曰く、「効果が弱くなった分は自分で頑張らなくてはならないから、その分早くADHDと言う病気が治るかもしれない。僕、頑張るから!」と強く言う決意を聞いて、ただただ応援するしかない自分のふがいなさと本人の思いを前に、またひそかに涙する私でした。