エイメン博士の6タイプのADHD

息子がADHDと分かってから初めて読んだ本の中のインパクトがあまりにも強いので、ここにご紹介して行きます。


アメリカの医学博士のダニエルエイメン博士は、ADDタイプを6つのタイプに分類されています。
それぞれ似たような特徴を持ちながらも、実は同じでないと言うような印象です。

タイプ1・・・典型的ADD


ちょっとした事ですぐに集中が途切れる・遊び、勉強、職業、何につけても注意集中が短い・他の人が話しているとき、じっと聞いているのが大変・用事や頼まれ事をなかなか仕上げられない、ぎりぎりまで手を着けない・整頓が苦手(自分の部屋、机の上、かばんの中、書類棚、ロッカーの中などが乱雑)・時間管理に苦労している。例えば、遅刻が多い、しょっちゅう急いでいる、作業時間の見積もりが甘い、仕事や宿題の提出がいつも期限ぎりぎり、または期限に遅れる・物を良くなくす・細部に目を配れず、うっかりミスが多い・物忘れが多い・落ち着きがなく、しょっちゅう動き回っている・じっと座っている事が苦手・いつももぞもぞ、がさがさと手足や身体を動かしている・静かにしているのが苦手で、良く物音をたてている・身体の中にモーターがあって、内側から動かされているようなふるまいをする・しゃべりすぎる・衝動に流される(発言する前、行動する前に結果を考慮しない)・順番を待つのが苦手・割り込んだり、人のじゃまをしたりする(会話に口をはさむ、ゲームの順番を守らない)



タイプ2・・・不注意型ADD


ちょっとした事ですぐに集中が途切れる・遊び、勉強、職業、何につけても注意集中が短い・他の人が話しているとき、じっと聞いているのが大変・用事や頼まれ事をなかなか仕上げられない、ぎりぎりまで手を着けない・整頓が苦手(自分の部屋、机の上、かばんの中、書類棚、ロッカーの中などが乱雑)・時間管理に苦労している。例えば、遅刻が多い、しょっちゅう急いでいる、作業時間の見積もりが甘い、仕事や宿題の提出がいつも期限ぎりぎり、または期限に遅れる・物を良くなくす・細部に目を配れず、うっかりミスが多い・物忘れが多い・つい空想に浸ってしまう事が多すぎる・他人の目には無気力そうに見える・疲れていて、動くのがおっくうで、動きが鈍い・ぼんやりしていたり、心配ごとで頭がいっぱいになっているように見える。



タイプ3・・・過集中型ADD

必要以上に、あるいは不合理な事を心配する・人の意見に良く逆らい、理屈っぽい・いやな事が気になり始めると、ふり払えなくなることが多い、同じ考えが何度も何度も頭の中で繰り返される・本当はいけないことだ、無意味なことだ、やりたくないと思っているのに、やめられずにやってしまうことがある・いやなことがあるとすねたり、根に持ったりする・一つの話題から次の話題へ、あるいは一つの科目から次の科目へ気持ちを切り替えて心の準備をするのが大変・状況に応じて、色々な選択肢を見比べるのがへた・自分の意見に個室して、他人の案に耳を貸さない・自分のためになろうとなるまいと関係なく、いったんパターンや癖になったことはなかなか変えられない・物事には決まったやりかたがあって、少しでも外れていると気に入らない・他の人たちから、考えすぎだ、気にしすぎだと言われる。



タイプ4・・・側頭葉型ADD


ときどき、ささいな事でひどいかんしゃくをおこしやすくなる時期がある・人に言われたことを、本当は悪気ではなかったのに、悪い意味に誤解する・「だんだんいらだちがたまってくる→爆発する→おとなしくなる」と言う繰り返しがみられ、爆発したあとは、疲労を感じる事が多い・一時的に頭がぼうっとなったり、こんらんしたりすることがある・ときおり、特に理由もないのにパニックに追い言ったり、恐怖に襲われたりする事がある・視覚に変化が現われる(影のようなものがみえる、ものの形が変わるなど)・デジャ・ヴュ(初めての場所なのに、前にも着たことがあるような気がする)を良く経験する・神経質で物事を気にしやすい、軽い妄想がある・理由のわからない頭痛や腹痛がある・頭を怪我した事がある、あるいは、家族の中に、かっとなって暴力をふるう人がいる・不吉な考えが浮かぶ(自殺、殺人など)・普段よりも物覚えが悪くなったり、物忘れがはげしくなったりする時期がときどきある・すぐに腹が立つ、あるいは、ときおり、いらだちがひどくなる時期がある。

タイプ5・・・辺縁系型ADD


むっつりと不機嫌である・マイナス思考が多い・エネルギーレベルが低い・ささいなことでよくいらいらする・人との付き合いが少なく、孤立しがちである・希望を失ったり、見気力間に襲われたり、過剰な罪悪感にさいなまれる事が良くある・普通なら楽しいはずのことにあまり興味が感じられない・睡眠の傾向が変わる(眠りすぎる、眠れないなど)・ずっと以前からいつも自尊心が低かった。



タイプ6・・・火の輪型ADD

怒りに満ちている、攻撃的である・騒音や光、吹くの間色や人との接触などにひどく敏感である・気分が頻繁に変わる、気分に周期がある(効用する時期と沈み込む時期など)・融通がきかず、柔軟な発想ができない・何度断られても(あるいは禁止されても)、自分の要求を繰り返す・時々、意地悪になったり、残酷になったり、無神経になったりする時期がある・時々、普段以上におしゃべりになる時期がある・何をやらかすか予想画つかない・発想がやたら壮大で現実離れしている・早口である・頭の中をさまざまな発想がすごいスピードでかけめぐるような気がする・不安そうに見える、臆病そうに見える。


ちょっと見辛いかも知れませんが、以上がダニエルエイメン氏が揚げている6つのタイプ別ADDです。
これはあくまでも目安ですし、これだけで全てADDだと決まるわけではありません。
他にも色々な監査などもありますので、素人が勝手に判断する事はとても危険です。
あくまでも目安程度にとどめておいてくださいね。



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